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スーパー堤防見学記                

①展望台江戸川が見え117kb
写真は市川駅前ウエストタワービルの展望台から望む江戸川

スーパー堤防 問題てんこ盛りの一端を実感しました   文 都甲公子

 アースデーでの取組をきっかけに、江戸川と荒川のスーパー堤防を実踏しようということになった。5月21日、まずは、俯瞰のため、江戸川をはさんで対岸の千葉県市川市の市川駅前ウエストタワービルに登った。
眼下に、町を横切り海へと蛇行する江戸川と、点在するスーパー堤防の計画地が見える。千葉県側には、すでに完成され、マンションが建てられた一角もある。
 堤防とは、川に添って線状につくるものではないのか。現在は、できているところ、計画地もばらばらな点でしかない。蛇行する川の増水を想像してみても、越水リスクを考慮して治水上の必要から計画されているとはとても思えない。
単に土地開発事業の一手法として、スーパー堤防事業が利用されているにすぎないことが、よく見てとれた。
 屋上から右手にすでに盛土されむき出しの地面が見えた北小岩一丁目に向かう。地耐力不足で工事のやり直しをするのだという。さらに工期は遅れ、立退きを強要され、急がされた住民には、何ともやりきれない事態である。

 展望台を降りて、こちらはまだ着手されておらず緑の塊とみえた計画地の篠崎公園地区ど真ん中にある妙勝寺を訪問。

お寺の入口106kb

 ここも古くからある由緒あるお寺であるが、さらに近くの古い歴史のある神社は計画地からはずれ、明暗を分けた。

 荒川沿い、小松川のすでに完成している堤防上の公園、堤防の下をボックスカルバートといわれるトンネルで通り、大雨の時には冠水リスクのため通行止めになるという道路、平井では、マンションを回避して盛り土されていたり、立退きを拒否した建物のため、なだらかに下らず途中で絶壁になってしまった変形堤防なども、案内してもらった。

 現地の会の方々の的確なプログラムにより、スーパー堤防の、問題てんこ盛りの一端を実感することが
できた。
 スーパー堤防事業の是非を争う裁判が提起されている。裁判の行方も注視してゆきたいものである。
                        2017・6.21 記

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Tokyo no Mizu

Author:Tokyo no Mizu
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東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                         

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