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結成集会 東日本大震災の現場に学ぼう ~その2~ (動画あり)  

蒲生再生センター122kb
(仙台市南蒲生(がもう)浄化センターの管理塔屋上から津波を見下ろす下水道職員)

大津波に襲われた下水道処理施設で起きたこと

 2011 年3 月11 日の東日本大震災によって、水道・下水道は広大な範囲で、
深刻な被害を受けました。 現地の水道・下水道施設はどのような事態に陥っていたのか、
そこで働く職員はどのように対応したのか。お2人を講師にお招きしました。
上水道の現場から水戸市の安田貞夫さん(~その1~で講演)。
下水道の現場から仙台市の由井義勝さんです。

講演の由井さん。 64kb
(講演する仙台市建設局下水道事業部の由井義勝さん)

 由井義勝さんは仙台市の南蒲生(がもう)浄化センターの管理棟内で大地震に遭いました。
水戸の安田さんが水道部庁舎が傾いて司令塔を失ったのとは逆に、由井さんは司令塔に閉じ込められたのです。
大津波が眼下の下水処理施設をのみ込んで行きます。
 この瞬間から、由井義勝さんの永い復旧への闘いが始まりました。
「壊滅的被害からの再建、長期間の闘い」です。



由井さんは、仙台市民のトイレ使用を一度も制限せずに下水を守り続けて5年。
旧施設の運用と並行して新しい処理施設が増設されています。土地の嵩上げ、
電源確保のためソーラ発電システムも導入しました。今後の課題はなんでしょう。



ところで職員34名、委託業者67名、計101名。誰一人怪我もしないで津波からのがれ
管理棟に避難できました。
奇跡の避難と言われる、この奇跡を可能にしたのは何だったのでしょうか。



由井義勝さんはこの後、講演の最後を『今回、私たち職員は初めて被災者になりました。
「東京の水連絡会」を立ちあげた皆さんも、自分が被災者になったら、なにが
出来るのかを、まず考えてください』という言葉で締め括くられました。

「東日本大震災の現場に学ぼう」~その3~は東京都・上下水道の現場からです 

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Tokyo no Mizu

Author:Tokyo no Mizu
プロフィル

東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                         

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