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水道民営化の源流 その6

~プロローグ~非武装地帯の警備に当たっていた北朝鮮の兵士5人が韓国に潜入します。のべつ停電する暗い寒村が駐屯地だった兵士達は、ソウルの夜景を一望してその圧倒的な明るさに言葉を失います。資本主義が眩いばかりの明るさで彼らの瞳を照らしたのです。兵士の一人が、呟きます。「俺たちが来たと知って、明るくしたんじゃないよな・・」韓国ドラマ「愛の不時着」(注1)の象徴的なシーンです。(ソウルの夜景。 愛の不時着...

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水道民営化の源流~その5~

ブレグジット(Brexit)で遠のいたイギリス水道の再公営化 前編                                     山本喜浩♪ I am an anti-Christ  I am an anarchist  俺は反キリスト教者 俺はアナーキスト 何が欲しいかなんて分からねえが 手に入れる方法だけは知ってるぜ行き交うやつらをぶっ飛ばすのさ 俺はアナーキストになりたいんだ 下っ端はまっぴらさ マーガレッ...

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水道民営化の源流 その4

未来のすべてを決める対決―「すべてを民主化しろ」VS「すべてを商品化しろ」 権力者の好きなのは「すべての商品化」だ。世界の問題を解決するには、労働力と土地と機械と環境の商品化を加速し広めるしかない、と彼らは云う。反対に、ぼくがこの本(注1)を通じて主張してきたのが「すべての民主化」だ。                                   &...

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水道民営化の源流 その3

新自由経済の潮流に乗り、世界の水支配を企てるグローバル水企業 ~南米ボリビアで起きたこと~                             山本喜浩 水は公共財です。水へのアクセスは領土に暮らす人々と生物すべての権利であり、社会正義、連帯、公平、多様性、持続可能性を大切な価値として運用されなければなりません。 上の宣言は、南米ボリビアが「水省」を設立した時に謳った理念です。...

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水道民営化の源流 その2

~民営化のふたつの顔 新自由主義とモラル革命~ 山本喜浩左翼ポピュリズムの登場か? 参院選をまじかに控えてのプロローグ 消費税0%を公約に掲げる「れいわ新選組」の山本太郎に毎日新聞の奥村隆記者が、参院選公示がまじかに迫った6月25日付けの夕刊2面の「ワイド特集」欄で、以下のような質問をぶつけていました。『消費税の廃止・公務員の拡大・減収分は国債発行・など反緊縮財政を掲げて国民生活を立て直そうという主張...

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プロフィール

Tokyo no Mizu

Author:Tokyo no Mizu
プロフィル

東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                   
      

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