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水物語(浄水編)3 水源を利根川水系に求めて 東京五輪が転換点

水源を利根川水系に求めて        遠藤保男 山本喜浩   1964東京オリンピックの開催日は10月10日。開催日がまじかに迫ったこの年の夏、多摩川水系は大渇水に見舞われ、都民は第3次、第4次と給水制限を課せられ不自由な生活を強いられました。国家の威信を賭けた祝祭を前に政府が動きます。7月22日、河野一郎国務大臣を司令塔に緊急対策会議が開かれ、主に2つの対策案が打ち出されました。1、荒川の水を緊急で取り入れ...

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水物語(浄水編)2 ~明治から1964東京五輪まで 東京水道の苦闘~

(羽村市にある玉川兄弟像 東京都水道局HPより) 東京水道の始まりは、江戸初期に造られた小石川上水、神田上水、赤坂溜池、それに1653年に玉川兄弟が拓いた(羽村取水口から四谷大木戸まで)素掘り水路・玉川上水(注1)を水源としていた江戸時代の水道を受け継いだものでした。  以下、ざっくりと東京に人口集中を呼び興す<一極集中怪獣>出現以前の東京水道の歩みを振り返ります。(怪獣の由来は次...

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プロフィール

Tokyo no Mizu

Author:Tokyo no Mizu
プロフィル

東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                   
      

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