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有機フッ素化合物についての質問(その4)に対する 東京都から回答

 東京都知事 小池百合子様

水道水・地下水等の有機フッ素化合物について (質問)その4


有機フッ素化合物について、これまでの質問に対する回答ありがとうございました。
現時点で回答をいただいていない事項や詳細を知りたい事項がありますので、再度質問を提出いたします。新型コロナウイルス感染対策、緊急事態宣言下でご多忙のことと思いますが、回答よろしくお願いいたします。                  2021年9月24日 東京の水連絡 

 

この質問に対して、東京都の3部局から1025日)ご回答を頂きました。

以下が、質問と回答です。青文字が東京都からの回答です。

 

1.   2021年1月31日の朝日新聞の記事によりますと、「 PFOSを含む泡消火剤の薬剤が全国の地下駐車場や空港などに約339万リットル残されていることが環境省のまとめでわかった。」とあります。都内にPFOSを含む泡消火剤は、どれぐらいあるのでしょうか。また、東京都及び東京都の関係団体等が管理している施設には、PFOSを含む泡消火剤がどれぐらいあるのでしょうか。調査結果を教えてください。調査中ということであれば、現時点の作業状況をお知らせください。もし調査をしていないのならば、東京都として上記情報の把握が対策を検討するうえで必要と私たちは考えますが、いかがでしょうか。

前回、この質問には<回答なし>でした。回答をよろしくお願いいたします。

  回答 2021/10/25

1.     東京都環境局

都内にあるPFOSを含む泡消火剤の量は昨年度環境省が調査し、その結果を公表しています。
「環境省報道発表資料」
https://www.env.go.jp/press/108457.html

 

2.   東京都及び東京都の関係団体等が管理している施設のPFOSを含む泡消火剤について、処分計画を策定していますか。残存する有機フッ素化合物の処分計画(消火剤等の有機フッ素化合物を含有する薬剤等の処理など)があれば、処理方法とそれに要する費用、費用負担者等も含めて教えてください。
前回、この質問には<回答なし>でした。回答をよろしくお願いいたします。

 

3.   前回の質問「有機フッ素化合物(PFOSPFOA)の汚染ついて、東京都は地下水の浄化対策(汚染物質除去)を検討されていますか。対策が検討されているならば、各部局の具体的な内容を教えてください。都民の健康を守るためには地下水の浄化対策を含めた汚染源対策が必要と思います。」に対して下記の回答をされました。

<環境局回答>

地下水におけるPFOS及びPFOAは、令和2年5月に、現時点では直ちに環境基準健康項目とせず、引き続き知見の集積に努めるべきと判断される要監視項目に追加されました。これを踏まえ、環境局では、地下水浄化の検討はしていませんが、都内の地下水質の状況を把握するため、今年度から都内全域を対象とした地下水の水質測定を計画的に実施する予定です。

<水道局回答>東京都水道局多摩水道改革推進本部調整部 技術指導課

水道原水からPFOSPFOAを取り除く技術は開発されていますが、そのための設備を設置・運用するためには、一定の費用と建設費用が必要となります。水道水からPFOS及びPFOAを除去する除外施設の費用対効果等も考慮しながら、対応については総合的に判断してまいります。

 

ア.   都内の地下水質の状況の調査結果は、調査年度ごとに公表されることと思いますが、調査の期間中に汚染が広域的に広がる恐れがあります。過去の地下水汚染浄化対策を参考にして地下水質の調査と並行して地下水浄化対策を検討する考えはありませんか。

  回答
    1.     環境局

地下水におけるPFOS 及び PFOA は、 令和2年5月に、現時点では直ちに環境基準健康項目とせず、引き続き 知見の集積に努めるべきと判断される要監視項目になったことから、今年度から 都内全域(島しょを除く)を対象とした水質測定を計画的に実施します。

イ.   水環境の汚染実態の把握のみならず、人体汚染状況の把握、人体にどのような影響をあたえているのかの情報調査が必須と思われます。健康影響に関しての国内・海外の医学情報の収集を行っていますか。これらの取組み状況と予定について示してください。

 回答

1.     福祉保健局

国の水質基準逐次改正検討会の動向を注視します。

ウ.   水道水から有機フッ素化合物を除去する除外施設の設置・運用については、「費用対効果等も考慮しながら」と記されていますが、その具体的な内容を教えてください。費用がどの程度必要となり、その効果はどの程度となるのでしょうか。想定している費用や過去に似たような実績があるなら、教えてください。

 回答

1.     水道局

多摩地域の水源井戸から取水した原水中の有機フッ素化合物を除去する方法については、現在、情報収集や基礎的な検討を行っています。多摩地域の浄水施設に安定的に適用できる具体的な除去方法については現時点では明確ではないため、必要となる費用も現時点では不明です。

エ.   水道水源としている井戸水=地下水の汚染除去に要する費用は、本来は汚染者が負担するものです。汚染者が不明な場合は、水質汚濁防止法もしくは土壌汚染対策法管轄部署が汚染者を究明し、汚染者へ除去命令を発するのが本筋ではないですか。水道局が汚染者負担を求めようとしないのは何故ですか? 

回答

1.     水道局

有機フッ素化合物は多摩地域や区部の水源井戸から取水した原水で広く検出されており、発生源や汚染者は不明です。

 

4.   「暫定目標値を超過した浄水所の値を教えてください。」等の質問に対して、下記の回答をされました。

<水道局回答>

各浄水所の原水、浄水、給水栓水(蛇口)とともに、水源井戸でのPFOS及びPFOAの測定結果を、水道局のホームページ上に公表しております。

水源井戸の測定結果は、「水道局ホームページ」メイン画面右の「よくある質問」をクリック後に現れます有機フッ素化合物についての中で、「多摩地区の過去の検査結果」として、現在停止している水源井戸も含め、令和3年3月26日に掲載いたしました。

ア.   有機フッ素化合物の検査結果 給水栓および浄水場(所)の水質検査結果 (令和2年度実施)を見ると、立川市、府中市、調布市、小平市、日野市、国分寺市、国立市、福生市、西東京市は他地区と比べて高い値が検出されています。有機フッ素化合物の発生源はこの高い値を示す多摩の中央域にあると考えられませんか。

 回答

1.     水道局

有機フッ素化合物は多摩地域や区部の水源井戸から取水した原水で広く検出されており、発生源や汚染者は不明です。

イ.   区部では砧浄水場や砧下浄水所は、有機フッ素化合物が検出されていますが、この原因はなんでしょうか。多摩の中央域からの浸透の可能性はないのでしょうか。

 回答

1.     水道局
砧浄水場・砧下浄水所の原水水質への多摩中央域からの浸透の影響については不明です。

 

5.   水道局、福祉保健局、環境局や多摩の自治体等の関係機関が実施している有機フッ素化合物の調査結果を一つのマップに集約した総合図を作成すれば、汚染の広がりと傾向を把握できると考えますが、いかがでしょうか。総合図は発生源の特定や今浄化対策に役に立つと思います。そのような総合図を作成していただけますか。

回答
    1.     東京都環境局
       環境局で実施する地下水調査は、所在地等の井戸情報を公表しないことを前提に井
       戸所有者からご協力を頂いているため、調査地点については、区市町村名のみを公
       表しています。

    2.水道局
      水源井戸の検査結果については、局ホームページで公表しています。危機管理上の理
      由により、水源井戸の詳しい所在地については公表しておりません。

    3.福祉保健局
      福祉保健局で実施する調査は、所在地等の井戸情報を公表しないことを前提に所有者
      からご協力を頂いて実施しております。また、飲用井戸の所在地等の情報は、個人情
      報にあたるため、公表しておりません。

 

6.   「東京都における水道水源と浄水、地下水、河川水等の有機フッ素化合物調査計画はどのようなものでしょうか。東京都各部局(福祉保健局、環境局、水道局等を含める)において今年度と来年度の予算を計上したものがあれば、それらの調査内容をお示しください。」の質問に対して、各局から概要が回答されました。その後の<再質問>「2021年度においては、どのような地点で、何回を調査するなど、各局の有機フッ素化合物に関する予算および執行計画、調査内容を担当部署ごと具体的に教えてください。また、2019年度と2020年度の有機フッ素化合物に関する調査の決算額と調査結果を担当部署ごとに教えてください。」に対しては下記の回答がありました。

<環境局回答>

環境局が2021年度に実施する地下水中のPFOS及びPFOAの調査については、都内全域を対象として、(島しょを除く)57地点で測定を行う計画です。また、過去の調査で暫定指針値を超過した地点においても測定を行う予定です。なお、これらの調査を行うため、2021年度予算に約1700万円を新たに計上しています。

2019年度及び2020年度の有機フッ素化合物の調査結果については、環境局のホームページ(「東京の地下水質調査結果」)に掲載しています。

平成31(令和元)年度PFOS及びPFOA調査結果(PDF:49KB

令和2度PFOS及びPFOA調査結果(PDF:100KB

<水道局回答>

水道局における有機フッ素化合物の測定は、原水・浄水・給水栓水(蛇口)を年4回定期的に測定しているほか、給水栓水(蛇口)においてPFOS及びPFOAの暫定目標値を超えた場合や超える可能性がある場合は、「測定回数を増やす」、「有機フッ素化合物の濃度が高い井戸の運用を停止する」などの管理を行っております。
なお、2019年度及び2020年度の有機フッ素化合物の調査結果は、「水道局ホームページ」メイン画面右の「よくある質問」をクリック後に現れます「有機フッ素化合物について」の中で、「水道水に有機フッ素化合物はどれくらい含まれているの?」に掲載しております。

2021年度においては、多摩地域(八王子市、町田市を除く。以下同じ。)の飲用井戸等の水質検査について、年間約80検体の検査を実施する予定です。

2019年度については、暫定目標値とともに新たに示された分析方法とは異なる方法ですが、多摩地域の飲用井戸等の検査を91検体実施しており、暫定目標値に照らした場合、14検体が超過していました。

<福祉保健局回答>

2021年度においては、多摩地域(八王子市、町田市を除く。以下同じ。)の飲用井戸等の水質検査について、年間約80検体の検査を実施する予定です。

2019年度については、暫定目標値とともに新たに示された分析方法とは異なる方法ですが、多摩地域の飲用井戸等の検査を91検体実施しており、暫定目標値に照らした場合、14検体が超過していました。

また、2020年4月以降、新たに示された分析方法により、多摩地域の飲用井戸等のうち97検体を検査した結果、22検体が水質管理目標設定項目の暫定目標値を超過していました。

上記の回答を踏まえて、再度質問します。2019年度と2020年度の有機フッ素化合物に関する調査の決算額を担当局ごとに教えてください。また2021年度の有機フッ素化合物に関する調査の予算額を教えてください。

ア.   環境局からは2021年度予算に約1700万円を新たに計上するとの回答がありましたが、2019年度・2020年度の決算額については回答がありませんでしたので、この点についての回答をお願いします。

回答

1.     東京都環境局

環境局では、地下水におけるPFOS及びPFOAは、昨年度水環境に係る要監視項目に追加されたことを踏まえ、2021年度から都内全域を対象とした地下水質を測定するため、必要な経費を2021年度予算に計上しています。2019年度及び2020年度の調査については、有機フッ素化合物のみに関する決算額や予算額の集計は行っていません。

イ.   水道局からは2019年度・2020年度の決算額と2021年度予算額の回答ありませんでしたので、この点ついての回答をお願いします。
回答  
     1.     水道局
     水道局では、様々な水質項目についての定期水質検査の一環として有機フッ素化合物の
     定期水質検査を行っています。他の項目と同時に採水して検査を行うため、有機フッ素
     化合物のみに関する決算額や予算額の集計は行っておりません。

ウ.   福祉保健局からは調査結果の質問に対して測定検体数や暫定目標値超過の検体数の回答はありましたが、調査対象の市町村名(飲用井戸に関する個人情報は非公表と承知しております。)や測定数値が不明でした。2019年度・2020年度の調査市町村名と測定数値及び決算額と2021年度予算額についての回答をお願いします。
 回答

1.     福祉保健局

福祉保健局では様々な水質検査項目のうちの一つとして有機フッ素化合物を測定しております。他の項目と同時に検査を行うため、有機フッ素化合物のみに関する決算額や予算額の集計は行っておりません。

また、調査対象の市町村名や測定数値については、情報開示請求の手続きが必要となります。

なお、上記のアイウの決算額と予算額については、総額だけでなく内訳も公開してください。

 

7.   「関係部局・基礎自治体においては、有機フッ素化合物に関してのデータ、情報、対策等の共有を図っているのでしょうか。図っているのであれば、その状況を教えてください。八王子市などの他自治体や国が行う都内の有機フッ素化合物調査計画を把握していれば、その内容を教えてください。」に対して次の回答をされました。 

 <環境局回答>

環境局が実施した地下水調査の結果については、適宜、関係区市町村や関係部局と共有を図っています。また、環境局のホームページに掲載しています。 八王子市及び町田市については、市内の複数の地点で地下水調査を実施する計画です。

<水道局回答>

有機フッ素化合物に関しての情報等は、適宜、関係市や関係部局と共有しております。また、測定結果は水道局のホームページに公表しており、ホームページ経由でのデータの共有もされております。

<福祉保健局回答>

関係市及び関係部局に対し、飲料水の水質基準の改正等の情報提供を行っております。

東京都として有機フッ素化合物の対策を進めるには関係部署間での連携が必要と考えます。適宜、関係区市町村や関係部局と共有を図っているとの回答をされました。協議会のような会議を設定して、情報交換しているのでしょうか。そうであれば、会議名と開催回数を教えてください。共有の実態とこれからの予定を教えてください。

  回答
    1.     東京都環境局環境環境局では、地下水調査の結果について、適宜、関係区市町村に
      通知しています。また、必要に応じて、区市の環境担当の課長会を通じて情報提供を
      行っています。

    2.水道局
      水道局では、局ホームページに検査結果や対応状況について掲載するとともに、適
      宜、関係市や関係部局と共有しております。

    3.福祉保健局
      福祉保健局では、飲料水の水質基準の改正等は、国が最新の科学的知見により逐次改
      正方式を採用していることから、都内保健所及び関係市等に対し、その都度、情報提
      供を行っております。

 

8.上記設問3に関連しますが、水道局が汚染された地下水源を活用する際に、有機フッ素化合物等の除去に経費がかかりますが、その浄化操作は汚染された地下水の除去と処理そのものです。そうであれば、東京都の汚染地下水除去事業として位置づけ、その費用を東京都が一般会計から負担するのが当然のことと思います。東京都の考え方を示してください。

回答

1.     水道局
水道局の役割は水質基準に適合した水道水を供給することです。有機フッ素化合物については、給水栓で暫定目標値を超過するおそれがある場合には、濃度の高い水源井戸の停止による対応を行っています。

 

質問と回答は以上です。202111・8記

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                   
      

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