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アースデイ2017報告 八ッ場ダム・スーパー堤防・石木ダム、3つの川の問題をテーマに出展しました。

①ブース」全体像183kb

どうなってるの? 日本の川
川のことをやっているのは私たちのテントだけです
 
               
4月22・23日に行われたアースデイ2017には、「どうなってるの?日本の
川」と題して、初めての試みで「八ッ場ダム」「スーパー堤防」「石木ダム」
という3つの川の問題をテーマに出展しました。
それほど広くないスペースに3つの団体の展示でしたが、それぞれにうまく工
夫してにぎやかなブースになりました。

八ッ場ダム」では2013年と2016年に同じ場所から撮影した写真のパ
ネルが目を引き、

②八ッ場ダム写真120kb

最近報道されなくなったけど、どうなってるの? とか、
3年でこんなに変わっちゃうの!

と驚きの声も聞かれました。準備した署名用紙に署名してくださる方もちらほ
ら、深澤さんがすかさず英語で説明したカナダの方にも署名していただきまし
た。

スーパー堤防」はアースデイでの出展は初めて。
会の方の熱心な説明に、名前だけは知っていたけどこんな計画だったのね、と
かスーパーって言うから素晴らしい計画かと思っていたらそうじゃないんだと
熱心に耳を傾けていました。

③説明」する堀さん98kb
④スパー堤防104kb

現地の写真パネルを見て、「あ、俺んちこの辺」と盛り上がる人も。皆さん、あ
まりにも巨額の費用がかかり、
1000年かかってもすべてはできないという実態にびっくり!
していました。また、福島の津波のための堤防を作るという技術者の方が立ち寄
られ、どのような堤防が良いのか情報交換もできるという、思わぬ出会いもあり
ました。

石木ダム」は首都圏で報道されることも殆どないため、ご存じない方が多く、
現地で13家族60人が移転しないで反対運動を続けている!
という実態をお知らせできてよかったです。
こうばるグッズとして、絵葉書、冊子、写真集、バッチ、アクセサリー、お米
等取り寄せて販売しましたが、それぞれにかなり売れ行きも良く、写真集、冊
子、お米は完売でした。日曜日に川棚出身という二人の女性が「ほうちゃん」
のFecebookを見たからと訪ねてきてくれて、アクセサリーだけまだ持ってない
からとお買い上げ。
石木ダムのこと東京でみんなに知らせてくれてありがとう!
とお礼を言われました。遠藤さんを見て、この人知ってる~って(石木ダム関
係の人には 有名人?)

⑤こうばるのお米104kb
こうばる[川原]とは、長崎県佐世保市の石木川に計画されている石木ダム
の水没予定地の地区名、川原と書いてこうばる。石木ダムは多目的ダムですが、
役に立たない無駄ダムです。)

6魚ハガキ133kb
(「ほうちゃん」とは、水没予定地に住む画家のこうばるほずみさんのこと。
上の絵葉書は、ほずみさんの絵葉書の中で人気NO1です。)

今回は、3つの団体に関連するクイズも好評!展示の中にヒントがちりばめられ
ていますよ、のひと言で一生懸命キーワードを探してくれました。また、クイ
ズがそれぞれの問題の説明をするきっかけになりました。
 世間的には注目のピークを過ぎた感のある八ッ場ダム、東京のことながら問
題の本質を知られていないスーパー堤防、遠い長崎県で一層知名度の低い石木
ダム。
 アースデイには数多くの出展ブースがありましたが、川のことをやっている
のは私たちのテントだけだったようです。その意味でも参加した意味があった
のではないでしょうか。
                    2017・5・6 記  川合利恵子


⑦アースデイの横断幕146kb

アースデイとは、地球のことを考えて行動する日。1970年アメリカで始まり、今や世
界175ヶ国、約5億人が参加。今年の東京・代々木公園には約300のブースが出店。
今年の全体テーマは「Lifestyle Shift,Now 未来を創ろう!」
八ッ場あしたの会・東京の水連絡会(江戸川区スーパー堤防取消訴訟を支援する会を中心に)・水源連の3団体で1つのブースをシェアしました。

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プロフィール

Tokyo no Mizu

Author:Tokyo no Mizu
プロフィル

東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                   
      

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