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水の月刊ニュース7月号 News On Water 東京の水連絡会



①7月号表紙 113kb

水の月刊ニュースNEWs On Water7月号は、2019年6月1日から30日までに起きた水に関するニュースをまとめたものです。(ニュースは新聞記事やテレビ報道を要約していますが、記事の趣旨を損なわないようにしています)

石木ダム事業で収用裁決書「ここを守りたい」反対40年 住民の岩下さん 決意固く
①-②石木の岩下さん。
 

(「さよなら…ダム」などと書かれた看板の前で故郷を守る決意を新たにする岩下さん。川棚町岩屋郷)

長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業で、県収用委員会が反対住民13世帯の宅地を含む未買収地の明け渡しを求めた裁決書は3日、建設予定地の川原地区に暮らす地権者の元にも届いた。

「お金はいらない。この場所に住み続けることが一番のぜいたくだから」。裁決書を受け取った岩下すみ子さん(70)はこう言い切った。
すみ子さんは、反対地権者でつくる石木ダム建設絶対反対同盟で長年、中心的な役割を担う和雄さん(72)の妻。24歳で結婚し、佐世保から移り住んで間もない1975年に国がダム事業を採択した。82年には、県警機動隊が猛抗議する住民を排除する中、県が強制測量。激しい反対運動に身を投じたが苦にはならなかった。「川原の人たちが好きになっていたし、権力に負けとうなかったけんね」と笑う。運動の先頭に立つ夫を支えながら3人の息子を育て上げた。中でも次男の和美さんはダム問題に熱心に取り組み若い世代の中核となっていたが、2004年事故で他界。30歳だった。玄関には、集落の中心にある看板の前で撮った和美さんの写真を飾っている。
「さよなら…ダム」住民たちの願いが書かれた看板を見上げ、すみ子さんはつぶやいた「人が始めたダムだから、人の手で止められるはずなのにね」。 長崎新聞6月4日

江戸川区のハザードマップの「ここにいてはダメです」に大反響
③江戸川区のハザードマップ
(東京・江戸川区の地図に「ここにいてはダメです」と書かれた表紙の冊子)
江戸川区が11年ぶりに改訂した「水害ハザードマップ」が、5月20日から区内全世帯に配布されるともにインターネットで公開されると、SNSなどでその“過激な文言”に大きな反響があった。
   江戸川区は荒川や江戸川など大河川の最下流に位置していて、陸の7割が満ち潮の海面よりも低い「ゼロメートル地帯」になっている。このため巨大台風や大雨が降って河川が氾濫したり、高潮が発生したり、排水が間に合わなくなると「区内のほとんどが水没」するとハザードマップは指摘。「あなたの住まいや区内に居続けることはできません」と書かれている。
    この冊子が、注目されたのは「ここにいてはダメです」という、お役所らしからぬ過激な文言。区の担当者に聞くと、「まず、このハザードマップを見て、正しい情報を理解して、広域避難について考え、そして自らの命を守る行動に結び付けていただきたい、という思いをこのフレーズに込めています」とのこと。なお、このハーザードマップの改定は、2015年の水防法改正(1000年に一度の洪水に対応)を受けて作成したとのことです。      FNN PRIME ニュース 6月6日

全国水道料金ランキング 1カ月2万円超も 家計を直撃する「水格差」の未来
②水道料金表  
(表は2040年時に予想される水道料金で、料金が低かった10水道事業体を抽出。新日本有限責任監査法人・水の安全保障戦略機構事務局「人口減少時代の水道料金 全国推計 推計結果・改訂版」をもとにアエラ編集部が作成)
 日本人にとって蛇口をひねれば出てくることが当たり前だった「水」。それが、20年後には住んでいる地域によって利用料金に大きな格差が生まれる。「水道料金格差時代」のはじまりだ。下記のURLをクリックしてください

【表】1000円台から2万円超まで! 全国水道料金ランキング
https://dot.asahi.com/photogallery/archives/2019060400042.html
(人口減少時代の水道料金 全国推計 推計結果・改訂版)
福岡県みやこ町の一般的な家庭の1カ月の水道料金は、現在(2015年度)の4370円から2040年には約5倍の2万2239円に激増する。
推計データは、現在公表されている統計をもとに、人口減少による収入減や設備の更新費用の増加を水道料金の値上げでまかなった場合などを想定して算出されている。 20年後は遠い未来のことではない。        AERA・COM 6月6日

小田川付け替え事業19年夏着工 倉敷で式典、23年度末完成目標
④小田川・高瀬川付け替え工事始まる。  西日本豪雨で堤防が決壊した小田川と高梁川との合流地点を付け替える事業の着工式が16日、倉敷市で開かれた。小田川治水対策の柱となる事業で、2023年度末の完成を目指して今夏に着工する。
  工事は、高梁川との合流地点を約4・6キロ下流に移すとともに、現在の合流箇所には新たな堤防を造り、小田川を柳井原貯水池(同市船穂町柳井原)を通過させて高梁川と合流させる。高梁川が小田川の流れをせき止める「バックウオーター現象」の影響を抑えて流れをスムーズにし、水位の低下を図って氾濫を防ぐのが目的だ。
着工式は柳井原小(同所)であり、関係自治体の首長や国会議員、地元住民、工事関係者ら約180人が出席。代表者がくわ入れを行い、工事の無事を祈った。
                                                                                    山陽新聞6月16日

「3万年前渡来」丸木舟で再現 台湾-与那国島間を航海 
⑤エキサイト ニュース  
(写真はエキサイト・ニュースから)
約3万年前と考えられる大陸から日本への祖先の渡来再現を目指す国立科学博物館は18日、今月25日~7月13日に台湾-沖縄・与那国島間で、丸木舟を用いた人力の航海に挑戦すると発表した。出航日は天気や海流の状況を見て最終決定する。
再現航海は草舟や竹いかだでも検討されたが、耐久性があり、時速4キロほどで航行できる丸木舟での実施を選択。到着地で定住し人口が増加したことを想定し、女性を含む5人が舟をこぐ。航行距離は200キロ以上となり、30~40時間ほどかかる見見込み。
出発地から与那国島は見えないがGPSなどは持たずに星やうねり、風を頼りに目的地を目指す。                                   毎日新聞 6月18日

諫早干拓訴訟「開門認めず」 最高裁が初判断  判決確定

⑥諫早湾(写真は諫早湾を閉め切る潮受け堤防。手前は北部排水門。奥は普賢岳。左側は有明海)








⑦諫早マップ - コピー
長崎県の諫早(いさはや)湾干拓事業をめぐる二つの訴訟で、堤防排水門の開門を認めない判決が確定した。最高裁第二小法廷(菅野博之裁判長)が26日付の決定で、開門を求めていた漁業者の訴えを退けた。一連の訴訟で、最高裁が開門の是非についての判断を確定させたのは初めて。
最高裁に残る1件の関連訴訟は同じ第二小法廷が担当し、7月に弁論が予定されている。この訴訟の判決によって、長年の法廷闘争が実質的に終わる可能性がある。                 朝日新聞6月27日

G20 海洋プラ2050年までにゼロで合意 地球温暖化対策では足踏み
⑧G20
20カ国・地域首脳会議では、2050年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにすることを掲げた「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」をまとめ、日本は議長国として一定の存在感を示すことに成功した。
ビジョンは、海洋プラ対策におけるG20全体の数値目標を初めて掲げた。この問題をめぐっては、日本は昨年6月にカナダで開かれた先進7カ国(G7)サミットで承認された「海洋プラスチック憲章」に米国とともに署名せず、国内外の環境NGOなどから批判された苦い経験がある。
政府関係者はG20サミットでビジョンをまとめたことについて「日本が主導し、先進国も途上国も共通の大きな目標を共有できたことは、意義が大きい」と話す。また政府は、プラごみ対策が遅れている途上国への支援も表明。日本が25年までに廃棄物管理に関する技術者らを1万人育成する方針も打ち出した。
   ただし、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」をめぐり、離脱を表明した米国と、協定の堅持を重視する欧州との対立が浮き彫りとなった。気候変動問題は「昼夜を問わず」(ドイツのメルケル首相)交渉を続け、首脳宣言に米国の意向も併記することでようやく折り合った。           時事ドットコム6月30日

(カバー写真は東京都の水源のひとつ小河内ダム)    2019・6・30記 


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Tokyo no Mizu

Author:Tokyo no Mizu
プロフィル

東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                   
      

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