結成集会 東日本大震災の現場に学ぼう ~その3~(動画あり)
- 2017/01/18
- 21:31

迫りくる直下型地震 東京都の上下水道はどう対応するのか
2016年9月24日。東京都文京区の全水道会館の大会議室で「東京の水連絡会」のキックオフイベントが開かれました。
2011 年3 月11 日の東日本大震災によって、被災地の水道・下水道施設は
どのような事態に陥っていたのか、
そこで働く職員はどのように対応したのか。
上水道の現場から水戸市の安田貞夫さん。下水道の現場から仙台市の由井義勝さん。
お2人から現場の貴重なお話を(~その1、その2)で聴きました。

(全水道会館の大会議室。 渡辺さんの熱弁に引き込まれる参加者。)
3人目は全水道東京水道労働組合の渡辺 洋さんです。
東京都の上下水道の現場の声を集約して、課題と問題点を提起しました。
「東京都の水道・下水道から見た直下地震対策」です。
阪神淡路大震災、東日本大震災、2つの震災を受けて東京都は対策を急いでいることが
分かりました。ただ、渡辺さんのお話に出てきた「災害時給水ステーション」ですが、
ステーションでは飲料水確保のため、半径2キロに1箇所の井戸水源を設置することになっています。
しかし、10キロのポリタンクを持って、あなたは震災道路を2キロ歩く自信がありますか。
給水車が届けてくれるのが1番です。でも、その給水車、東京都に何台あるかご存知ですか?
答えは次の動画に入っています。
渡辺さんのお話で、震災に遭った時に人手の確保が一番の大事なことだと分かりました。
合理化による職員の減少により、あらゆる現場で人手が足りないということですね。
ゆきすぎた合理化を改めることはもちろですが、私たちもいざという時は自ら動けるように、
災害に強い地域社会をつくっておく必要がありそう・・・とあなたも思ったでしょうか。