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水の月刊ニュース 6月号

善福寺公園A 80kb

水の月刊ニュース6月号は、2020年4~5月に起きたニュースをまとめたものです。(ニュースは新聞記事やテレビ報道を要約していますが、記事の趣旨を損なわないようにしています)写真は善福寺公園、巻末に紹介。

「真備の被害は人災」 西日本豪雨の被災者が決起集会 15日提訴へ
①真備
(写真:真備水害訴訟の決起集会であいさつする弁護団長の金馬健二弁護士)
 2018年7月の西日本豪雨災害を巡って国や岡山県、倉敷市、中国電力の責任を問い、損害賠償を請求する真備水害訴訟が4月15日に岡山地裁に提訴される。
弁護団と被災者ら40人が4月4日、提訴に向けた決起集会を、甚大な浸水被害が発生した同市真備町地区で開いた。
 集会では弁護団による訴訟の説明などがあった。第1次提訴には16世帯32人が参加し、損害賠償の請求額は総額約6億6000万円になる見通し。豪雨から2年の7月には第2次提訴を予定している。
 金馬健二弁護団長は「真備の被害は、人災と言わざるをえない。この訴訟で2度と水害を起こさないよう追及していきたい」と話した。
毎日新聞 4月5日

日本最大級の水道トータルサービスが4月誕生! 東京水道株式会社の野田数社長に聞く
②野田
(東京水道株式会社の野田数・のだかずさ社長)
 2020年4月1日、技術系業務と営業系業務・IT系業務が統合。
日本最大級の水道トータルサービス会社「東京水道株式会社(Tokyo Water)」が誕生した。水源から蛇口まで水道業務全般を担うという新会社の野田数社長に話を聞いた。
記者:今話題の「水道の民営化」のための会社ですか?
野田「民営化とは全く関係ありません。昨年10月の改正水道法の施行により、都民の皆さんは東京都の水道が民営化するのではないかというご心配があるかと思いますが、東京都水道局としては、民営化は検討していません」
と民営化を否定しました。
TOKYO HEADLINE 4月13日

(この東京水道㈱が東京都以外の水道民営化の受け皿になることも考えられます。注視していきます。東京の水連絡会)


「もし触れていたら」 泡消火剤流出に住民ら不安と怒り 沖縄
③PFOS沖縄
(米軍普天間飛行場から流出し、風に漂う泡消火剤=宜野湾市の宇地泊川)
 沖縄県宜野湾市の宇地泊川近辺で、米国の地下水汚染を判断する暫定指標値を大きく上回る有機フッ素化合物PFOSなどが検出された問題で、周辺住民からは健康への影響を不安視する声が上がった。                      
漁業関係者は汚染による風評被害を懸念し、県の調査結果の迅速な公表を求めた。
琉球新報4月24日

エゾシカ、北方領土「移住」 海泳ぐ? 国後島に定着か ④エゾシカ                           
(国後島で撮影されたメスのエゾシカ=2019年4月、アンドレイ・ポリュシュケビッチ氏撮影)
北海道のエゾシカが海を渡り、ここ数年で北方領土に定着した可能性があることが、北海道大などの調査でわかった。国後島で2017年以降、エゾシカの姿やふん、足跡が確認されているといい、日本哺乳類学会の国際専門誌のオンライン版に論文を発表した。
朝日新聞4月25日

「最上小国川ダム」本格運用 「操作規則」完成 流水型は東北初 ⑤小国川ダム  
(1月14日現在の最上小国川ダム。山形県HPより)
県が治水対策として2015年2月から山形県・最上町で建設を進めてきた「最上小国川ダム」の本格運用が4月24日から始まった。同ダムは洪水時だけ貯水する流水型ダムで、同型のダムは全国5例目となり東北で初。総工費は約88億円。
今年3月末にダムの運用が可能となり仮運用されていたが、今回、河川法に沿った「操作規則」が完成したことから本運用に至った。
周辺を整備した後、7月に竣工式を予定している。
毎日新聞山形版年5月2日 
(なお、反対住民らが工事費支出差し止めを求めた訴訟の控訴審第2回口頭弁論が5月7日、仙台高裁で結審している。 東京の水連絡会) 

コロナ感染実態、下水で調査へ 東京都 
⑥下水からコロナ
(写真:東京都港区の芝浦水再生センター)
東京都は5月12日、新型コロナウイルスの都内での感染実態を探るため、下水を活用した調査をする方針を決めた。感染者の便からはウイルスが検出される。下水処理場に流れ着いた水の中のウイルス量を調べて、都内の感染拡大の兆候の察知につなげる。研究を進めて、感染が収束した後の「第2波」を察知するデータとして使うことも検討。
芝浦水再生センターなどで13日から週1回程度、流入した下水を採取し、下水は冷凍保存。その試料をもとに日本水環境学会と連携、感染の実態や拡大の予兆を調べる分析手法の確立を目指す。
日本経済新聞 5月12日

八ツ場ダム 2カ月で満水に 完成・本格運用開始後で初めて
⑦八ッ場ダム満水
(満水の八ッ場ダム。5月12日現在)
 国土交通省利根川ダム統合管理事務所によると、5月12日午前8時半、有効容量(9000万立方メートル)に対する貯水率がおおよそ100%に達し、水位は常時満水位の標高583メートルとなった。
 水位は洪水に備え、7月1日~10月5日に標高555メートルまで下がる。
上毛新聞5月13日

(八ッ場ダムに関する詳細は下記URLから。東京の水連絡会)
https://yamba-net.org/

ミシガン州で洪水、1万人が避難。 北米
⑨ミシガン州でダム決壊
米ミシガン州ミッドランド市で洪水が起き、1万人を超える住民が避難している。週初めからの豪雨で市内を流れるティタバワシー川の水位が上がり、19日夕に2カ所のダムが決壊した。
同市職員によると水位は上昇を続けており現地時間20日午後8時頃に川が決壊する恐れがある。
(写真:20日、洪水で道路が水につかっているミシガン州ミッドランド市)
ミシガン州のウィットマー知事は19日夜に非常事態を宣言し、住民に避難命令を出すとともに州兵を派遣した。ミッドランド市を深さ3メートルの浸水が見舞う可能性を指摘し「歴史的な洪水が起きた」と述べた。現地時間20日午後1時時点で洪水による死傷者は出ていない。
日本経済新聞5月21日

黒部川連携排砂 ことしの目標排出量決まる
⑨黒部川排砂
 黒部川の2つのダムにたまった土砂を下流に流す「連携排砂」の今年の実施について、排出量の目標が20万立方メートルと決まりました。
一方、地元の自治体は、漁業関係者から環境への影響に批判の声が上がっているとして対応を求めました。
 5月22日、ダムを管理する国土交通省と関西電力、そして県や黒部川の地元自治体などがオンラインで会議。会議では今年度の目標排出量を20万立方メートルと決めたほか、土砂の流れをより自然に近い形にし環境への負荷を抑えるため、下流の宇奈月ダムの水位低下を先に行う手法を試験的に行う案などが了承されました。
一方、漁業関係者からは「環境への影響を考慮した対策が講じられておらず、今回の計画に一切同意できない」など、強い批判が事前に寄せられています。
(日テレNEWS 5月22 日)

石木ダム建設断念を 市民団体 「不要不急」と県に要請 
⑩石木ダムは不要不急
(写真:要請書を浦瀬課長に手渡す石丸さん=県庁 ) 
長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、反対する7つの市民団体が5月22日、新型コロナウイルス感染が収束しない中でのダム建設は「不要不急」だとして、中村法道知事に県道付け替え道路工事中断と、ダム建設断念を求める要請書を提出した。
 要請書は「石木ダム建設絶対反対同盟」や「石木川の清流とホタルを守る市民の会」など7団体の連名。水没予定地に暮らす石丸勇さん(71)ら8人が県庁を訪れ、県河川課の浦瀬俊郎課長に手渡した。
 石丸さんは「コロナ対策で莫大な予算が必要。(石木ダムの)予算を組み替えて、難局に対応して」と要請。また、同市民の会は中村知事に地元住民との話し合いを求める要請書も提出。
浦瀬課長は「内容はしっかり知事に伝える」と述べた。
 同事業では、昨年11月18日、反対住民13世帯の家屋などの物件を含む土地が土地収用法に基づき明け渡し期限を迎えたが、住民は応じていない。
(長崎新聞5月23日)

2020 5・31 記

~~~~~~~~~ 付録 ~~~~~~~~~~
「水のニュース6月号」のカバー写真は善福寺公園です。
杉並区の西端にあるこの善福寺公園の湧き水を水源としているのが善福寺川ですが、現在は千川上水からも導水しています。
善福寺川は杉並区の中央を東に流れる1級河川、と言っても3面コンクリ―ト張りの都市運河です。しかし、水の流れは多くの水鳥を呼び寄せ、カモの類いからサギ、さらに鵜まで飛来、藻の間に潜り込み餌を探す姿には驚かされます。
行程は7キロ強、杉並区の東端、中野区との隣接するところで神田川に合流して、善福寺川は消滅します。
合流点110kb
(左の神田川に合流する善福寺川)
この合流点のすぐ上流を環状7号線が横切りますが、その環状道路の地下には巨大な環状7号地下調節池が埋設されています。大雨の度に氾濫していた神田川と善福寺川の洪水調整池を担っています。(湖太朗)

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Tokyo no Mizu

Author:Tokyo no Mizu
プロフィル

東京都は水道水のほぼ60%を利根川水系・荒川水系に依存しています。
つまり、自給率はほぼ40%。こんな自給率で異常気象や大地震が引き起こす
災害に備えることが出来るのでしょか。
私たちは大変に危うい水行政の元で暮らしています。
これまで東京の河川・地下水の保全と有効利用をめざしてきた市民グループ、
首都圏のダム問題に取り組んできた市民グループらが結束して、
「東京の水連絡会」を設立しました。
私たちは身近な水源を大切にし、都民のための水行政を東京都に求めると同時に、
私たちの力でより良い改革を実践していきます。
東京の水環境を良くしようと考えている皆さま、私たちと共に歩み始めましょう。
2016年9月24日。        
                   
      

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